ゴルファーにとって一つの指標となる〝100〟という数字
近い様で遠いこの〝100〟という数字を切るために必要な事を紹介します。
自分が100切りをした時の考えを紹介します。
いくつかのポイントを抑える事で100を切れると思います。
90を切れるようになるまでに大切な事は良いショットを打つ事ではなく、考え方が大切なので参考にしてみてください。
100が切れない人の特徴
100が切れない人の一番の共通点として
〝大たたきホール〟
が何カ所かある!というのが最大の共通点になります。
ショット自体は80台で回る人となんら遜色ない、それどころかたまに目の覚めるようなスーパーショットだって打てるのに、何故かスコアが悪いという人、ラウンド後こんな事を思っていませんか?
あのホールが無ければ…
あの林の中で大損した…
あそこのキックが反対だったら…
数えたら切りがないですが…経験上大たたきの原因になるのが以下の5つだと思います。
- ドライバーでOB
- セカンドで3wなどの長物を持ってダフるかチョロかOB
- 50y以内から4~5打かかる
- スーパーショットを夢見る
- ラウンド前、昼食時のお酒
100が切れそうで切れない人たちと90台、80台で回る人たちとではショット力自体に殆ど遜色はありません。
断言します、ありません!
100が切れない原因はこの大たたきホールが足を引っ張ってしまっていると考えていいと思います。この大たたきホールを出さなければ100切り、90を切って80台で回れる様になってきます。
ラウンドで100切りをするために必要な4つの考え
大たたきしない為のその①絶対に打ってはいけない所を確認する
ティーグランドに着く前にコースのレイアウトを確認しましょう。スコアカードにハンデキャップと書いてある数字があると思います、このHCの数字が少ない所程難しいホールだよって目安になります。
どんなゴルフ場でもコース毎のレイアウトが確認できるものがあると思います。
そのレイアウトを参考に〝絶対に打ってはいけない場所〟をまず探しましょう。
どんなに簡単に見えるコースでも必ず落とし穴があります。
特に危険なのが「山岳コース」です。
山岳コースの場合、打ち上げ、打ち下ろしで距離感が曖昧になりやすい上に、視認できない場所にコースの罠が隠されている事が非常に多いからです。
山岳コースの基本的な攻略法として
『必ず見えるところにボールを置く』という事を心がけましょう
その他、絶対に打ってはいけない場所がティーショットで届く場所なのか、グリーン周りなのかを確認しておくだけでゴルフの安全度が格段に上がります。
大たたきしない為のその②ミスを挽回しようとしない
ティーショットでチョロやテンプラをしてセカンドで挽回しようと長い物を持つ。
次はダフって20yしか飛んでない!なんて王道ですね。
見てる側は楽しいですが、打っている側は頭が真っ白になって思考停止状態に落ちいってしまいますね。
ゴルフを簡単にする戦略の一つとしてコースのヤードを3分割か4分割で考えるというやり方があります。
パー4の場合
300yなら100y×3打
400yなら133y×3打
パー5の場合
500yなら125y×4打
600yなら150y×4打
と所謂『ボギーオン』をベースに考えてもらう事が大切になります。
ティーショットでは最低130~150y安全な場所に飛ばすことが出来れば合格!
と、思ってティーショットを打って下さいね。
そしてティーショットで失敗した場合
『ダボオン』に予定を変更することをオススメします。
ボギーオン、ダボオンと耳触りが悪い言葉なのですが
パターはグリーンに乗ってから2打で上がる事が前提となっています。
つまりボギーオンはパーパット
ダボオンならボギーパットを打つことが出来ると考えて下さい。
人によってそんなせこいゴルフはつまらん!って考え方なんですが、プロでもティーショットでミスをした場合に優勝争いに絡んでなければ、ボギーオン思考に切り替えるんです。思考の切り替えこそがゴルフの楽しみだと思いますよ。
大たたきしない為のその③アプローチは転がしを中心に考える
プロの試合でよく見る
フワッっと上げてピタッっと止めるアプローチ
めちゃめちゃかっこいいですよね!その気持ち凄くわかります。
只、通常営業のゴルフ場では必要のない技術なんです。
なぜ試合でスピンをかけて上げるアプローチを打つのか
それは、試合用のグリーンってめちゃめちゃ固いからなんですね
試合用のコンディションのグリーンは固い上に速いのでスピンを入れないとボールが全く止まってくれません。
グリーン上のピッチマークすらあまりつかない位です。
プロは必要に駆られて上げるアプローチを使う事があるんです。
勿論バンカー等のハザードを超えなくてはいけない場合等は上げなければいけませんが、どこでもウェッジでアプローチ!っていうのはゴルフを難しくしている一因になります。
花道や距離の短いアプローチ、そして難しいライのアプローチはまず
転がせるかどうか
を確認をしてください。
9番等で転がしのアプローチが使えるか確認をする
転がしが無理そうならやむを得ずウェッジを使用する
この順序でアプローチを考えられるようになるとアプローチが優しくなり
グリーン周りの往復ビンタもしなくなってきます。
大たたきしない為のその④上りのパターラインは真っすぐ打つ
先ほどパターは2打で上がる事が前提という話をしました。
どんなに良いショットを打っても3パット、4パットを量産していたら意味がないんです。
そして、このパターを難しくしている要因がパターのラインですよね。
キャディが同伴していればある程度のラインを読んでくれますが
自分の癖までを加味してラインを読んでくれる訳ではないのである程度修正は必要になります。
フックラインなのか、スライスラインなのかが分かっても曲がり幅が微妙なラインは結構な数遭遇すると思います。
そんな時良くプロラインに打つと聞いたことはありませんか?
曲がり幅が大きく読み間違えたけどプロラインだから良し!って人がいますが
これ時と場合によりますが間違いです。
想像してみてください、上りのフックラインを1mオーバーの大きめでプロラインに外した場合
残るのは下り1mのスライスラインです。
めちゃめちゃ難しい返しが待っています。
上りと下りなので曲がり幅も違ってきますよね。
このプロラインで読んだ方が良い場面というのは下りの時限定です。
下りの場合はアマラインに打って外した場合カップから離れて行く距離がプロラインより遠くなる為
返しのパットがプロラインに外した方が有利になります。
1stパットが上りか平坦なパットの場合ジャストタッチか弱めで真っすぐ打って外すと
傾斜に沿って外れるので2stパットが上りの真っすぐを残すことができます。
パターは届かなきゃ入らないのは分かっているけど大オーバーしたって入らない。大事なのは返しのパットを簡単にするためにはどうするが重要!パット数が36以下になってくるとスコアも良くなってきますよ!
最後に
90切りは100切りの延長線上にあります。
と、いうのも100切りの考え方と90切りの考え方は殆ど変わらないからです。
100切りが出来た方は必ず90を切れる力を持っていると思います。
ゴルフはちょっとしたことの積み重ねが最終的なスコアの差に繋がります。
どんな場面に出くわしても、諦めず、不貞腐れずにゴルフをしましょう!
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